UMLと法律論


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Posted by Tetsuya Kitahata on December 22, 2001 at 06:48:12:

UMLと法律?・・ん?

一見、全く異なるジャンルのこの二つの言葉。あわせてみると意外になにか面白いものが見えるかもしれません。

UML(Unified Modeling Language)というのは、OMG(Object Management Group)で認可された、オブジェクト指向のモデリングの表記法を統一したものです。
Languageといっているので、プログラミング言語のようなもの?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、記述方法は「ビジュアル」です。システムの開発方法論においては、「表記法」と「開発プロセス」という二つの側面が考えられますが、UMLはそのうちの前者を統一化したもの、とも言えます。
このモデルを利用することで、オブジェクト指向型のプログラムの枠組みを非常に容易にインプリメント(実装)することも可能です。

さて。上述の中で、「オブジェクト指向」という言葉が何度か出てきましたが、この「オブジェクト指向」という言葉の中身を詳細に説明することはやめます。

UMLでは、一般的に次のような種類の図があります。詳細の説明は無しにします。
・ユースケース図
・クラス図
・相互作用図
・コンポーネント図
・ステートチャート図
・アクティビティ図
・オブジェクト図
・配置図

そこで、このUMLの概念を、法律学に応用する流れはどうか、と提案したい次第です。というのも、人間の活動は、極めてオブジェクト指向に合致しており、プログラミングの世界のみならず、人間活動そのものがオブジェクト指向型と言えるかと思えるからです。
つまり、人間の活動あるいは人間の定義(天皇・国民・総理大臣など)を、UML図で置き換えて、その関係性を探っていく、ということです。

何故、このような事を考えたかと言うと、まずは、立法論があります。現在、立法は立法府(議会)の仕事ですが、それが正しく機能しているとは言いがたい・・・それは、「わかりやすい」モデルがないから官僚に仕事を奪われている、というのも理由だと思っています。また、国民に違憲立法審査権をオープンに、という私の立場からすれば、わかりやすいモデルを提示することは、国民の法律嫌いを救う手助けにもなると思えるのです。良いモデリングをすることによって、少なくとも、今までの法体系の中の自己矛盾点も明確になっていくでしょうし。

UMLというのが、ベストソリューションとは言いがたいかもしれませんが(これは、試行錯誤が今後も必要)、コンピューター業界から出てきたこの概念・・・他の学問に活かす事が出来れば、きっとまた違った世界が広がってくることでしょう。

興味ある方は、ご連絡くださいね。



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