文化とコンピューター


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Posted by Tetsuya Kitahata on October 06, 2002 at 15:23:02:

「言葉」というものに関して色々考えています。基本的に、大雑把な歴史観で言えば、「東洋は読み書き文明」「西洋は話し言葉文明」である、と言えるのではないかと思っています。印刷技術も、元々は中国だと聞きます(グーテンベルグの前に既に)し、また、使う文字も、漢字とアルファベットではその意味合いが全然違います。勿論、「媒体」も、違ったわけですよね。(中国では、骨に書いていたものは、一方の文明では粘土・土版。つまり、「保持」の観点からすると全然違う。この点も、「文字に対する意識」の違いの現れという事が出来るでしょう。)
「通りで、アメリカ社会はディベート社会であり、日本社会は<読み書きそろばん>といわれた社会なのだなぁ」という気がしますが、この発想をコンピューターに置き換えた場合も、似たような現象が生じるのではないか、と・・つまり、アメリカ主導だったコンピューター文明の内の、「読み書き」部分は、実は日本や中国の方がとって代わるべきものではないか、と。(さらに言えば、日本人はもっと自信を持っても良いものではないか、と・・。)

文化に関する大雑把な把握からすれば、こういう事になるわけですが、確かに、メーリングリストというもののソフトは、日本人が作ったものの方が明らかに優れていますし、絵文字も多い。(書き言葉を大事にする現われかな?と・・)この「文化の特性」を把握し生かしていくことこそ、日本再生の鍵の一つであるかなぁ、という気がしています。

コンピューターの普及に関し、電子メールと言う存在やWebの存在は見逃せないと思いますが、「文化・文明」という観点からすると、本来日本や中国のはずだよなぁ、と思っているところがありまして・・・。

「読み」「書き」を大事にするという日本人の特性は、逆に(例え英語であれ)メール文化と極めてマッチするものか、と。つまり、商談等もメールでかわせる時代になれば、日本人はその本来の特徴を大いに生かせるのかな、と。

「文字自体に意味がある」というのは、漢字の特性ですしね。(これは、アラビア語にもある程度言えますが、どちらかというと芸術・美術指向がありますよね)それに、カナをはずしてもある程度理解出来るし、中国語が話す事が出来なくても読み書きは出来そうです。このことは、特に韓国語の事を考えるとそう思います。・・韓国は昔は漢字使っていましたが今は使っていませんよね。そういう意味で、今後どういう文化を形成していくのかは楽しみでもあります。

まあ、なんとなく考えた事です・・(笑)。

がんばれ、にっぽん!




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